このアプリは、藤幡正樹の1970年代から現在までの主だった作品、動画や3Dモデルなど、およそ60点を収録した作品集です。AR(拡張現実感)技術を用いて、それらの作品を鑑賞することができます。すべての作品を鑑賞するためには、書籍「Anarchive 6 Masaki Fujihata」(日本国内では左右社から購入可能)が、必要です。
スクリーン下のボタンにタッチして、アプリをスタートさせ、カメラでマーカーを認識させることで、さまざまなコンテンツを見ることができます。
①マーカーの認識をより確実にするためには、端末をマーカーに対して垂直に対面するようにかざしてください。
②いったんマーカーが補足されれば、端末を傾けても追従します。
特定の画像をマーカーとして自動的に検索し、それに従った動画や3Dモデルを表示するように設計されています。100点近いマーカーを検索しているために、機種によっては認識に多少時間がかかることがあります。
冊子内にあるマークは、ここにAR用のマーカーがあることを示しています。また、年表内のすべての画像はマーカーになっています。
①マーカーが認識されると四角い枠が立ち上がります。タッチすると動画再生が始まります。
②再生中の動画を、もう一度タッチすると動画は全画面で再生されます。
③左上のメニューから「完了(Done)」をクリックすると元のマーカー検索モードに戻ります。
冊子の間に挿入されているカラー印刷のシートによって、3Dモデル作品を見ることができます。
テーブル上の本は自動的に開きますが、動画を再生しているために、適宜止まります。プレイの印が出たら、画面をタッチしてページをめくってください。
2003 年のギャラリーでの展示を忠実に再現しています。画面をタッチすると、実際の展示では実現することのできなかった概念としてのパノラマが表示されます。
実際の展示では鑑賞者は自パノラマの中に分自身の姿を見ることになりますが、このモデルでは再現が不可能なので、その代わりにカメラが取り込んでいるマーカーのイメージを中心にあるパノラマに転写しています。そのためマーカー上に指や手を置くと、パノラマに映ります。
展示に使われた鏡が再現されています。当初は立体視用の偏光メガネが鏡の中に反射して写っていましたが、ここではユーザーが使っている端末に近いモデルが写ります。鏡の中に写っている室内は、発表当時のギャラリーのモデルです(モレルのパノラマと同じギャラリーです)。
実際の展示では、鑑賞者自身の影が投影された影と見分けがつかなくなる状態が設計、実現されていますが、このモデルに鑑賞者が入ることは残念ながら、できません。そのかわり、机の上のコップをタッチして移動させるとコップの影も移動します。
実際に実現された公園の地図がマーカーになっており、その上にプロジェクトによって作成されたデータが表示されます。上手に端末をコントロールすれば細部まで見ることができます。音楽はおよそ10分ほどに固定されていますので、音楽を操作することはできません。
アンヌ゠マリー・デュゲによってはじめられたコンテンポラリー・アートのデジタル・アーカイブシリーズです。作家自身がアーカイブの作成に関わるとともに、それへのアクセスの方法をデザインするなど、さまざまな試みが行われた作品そのものでもあります。これまでに以下の5 つの作品が刊行済みで、この巻が第6番目になります。
詳細は、以下のURL から(英語)
http://www.anarchive.net/indexeng.htm
書籍は、日本では左右社から購入いただけます。
http://sayusha.com/catalog/books/p=...masaki-fujihata-anarchive6
機能を確認するためのサンプル・マーカーが以下のURL にあります。
ダウンロードしてご利用ください。
〈ウェブブラウザーでpdfをダウンロードする〉
http://www.anarchive.net/6_mf/sample_marker.pdf